歯のホワイトニング@プーケット事情

歯のホワイトニング。自宅でできるお手軽な方法から歯医者でのホワイトニングまで、様々な方法があります。今回は歯医者で受ける本格的なホワイトニングのプーケット事情。どんな治療法が選べるのか?費用はどのくらいか?誰でも施術できるのか?ホワイトニングのデメリットは?副作用である知覚過敏に対する対処は?などを、日本人コーディーネーターが常駐するプーケットインターナショナル病院でお聞きしました。
『オフィスホワイトニング』と『ホームホワイトニング』
まず、歯のホワイトニングをする場合、歯科の診療室で行う『オフィスホワイトニング』と歯科医の指導を受けて自宅で行う『ホームホワイトニング』の2種類があります。
プーケットインターナショナル病院ではオフィスホワイトニングでは、メタルハライド(紫外線)を歯に照射する『ズーム』とホームホワイトニングとしてウルトラデント社製『オパールエッセンス』、同社製のオフィスホワイトニングであるライト照射不要の『オパールエッセンス エクストラブースト』が使われています。どれも歯のホワイトニングでは先端を行くアメリカで主流となっている治療方法。また日本の歯のホワイトニング事情を調べてみても同様なので、その面でも安心できます。
短い時間で効果を発揮したいなら『オフィスホワイトニング』
【ZOOM-ズーム】-米国ディスカスデンタル社が開発したホワイトニングシステムで、メタルハライド(紫外線)を歯に照射して、ホワイトニング剤を浸透させます。歯のホワイトニング先進国のアメリカでは主流となっている「オフィスホワイトニング法」のひとつです。一度に白くできる本数は14~16本。料金は9000バーツ。治療時間は約2時間。短い時間で効果を発揮したい人におすすめだそうです。
【オパールエッセンス エクストラブースト】-米国ウルトラデント社製のライト照射が不要のオフィスホワイトニング薬剤。治療1回で終了します。薬剤にはフッ素 1.1%と硝酸カリウム 3.3%が配合され、薬剤がしみるのを抑え、エナメル質を強化する効果もあるそうです。費用は9000バーツです。
アメリカでは最もポピュラーなホームホワイトニングの1つ『オパールエッセンス』
米国ウルトラデント社製オパールエッセンスは、アメリカでは最もポピュラーなホームホワイトニングの1つです。オパールエッセンスは日常の生活による黄ばみから加齢等まで、内部から歯の有機成分に働きかけて歯を白くします。
まずはマウスピースを作製し、そこに過酸化尿素のジェルを塗って、一定の時間装着します(装着時間等は個人差あり)。日本で認可されているのは過酸化尿素濃度10%ですが、他に15%・20%・35%と全4種類のジェルがあります。知覚過敏が出る人は低い濃度でホワイトニングを行え、知覚過敏が出る歯への薬剤の塗布を避けることもできるなどの対応もできます。
費用は6000バーツ(マウスピース上下の作成と薬剤の入った注射器4本)。マウスピースの型を取るために来院が必要で、型を取ってから3時間ほどでマウスピースはできあがります。治療期間には個人差があり、歯が知覚過敏になった場合は一時装着を中止します。中止すれば半日から1日で症状は緩和します。
歯のホワイトニングを受けられない場合。
- 妊婦は薬剤や光線の影響があるので受けられません。授乳中の人は可能です。
- 呼吸器疾患の人は、ずっと口を開けた状態で横にならなければいけないので難しいです。
- 糖尿病の人は特に口腔内に問題がなければ受けることができます。
歯の白さを持続させるために
プーケットインターナショナル病院では患者さんが治療方法をリクエストすることはあまりないそうですが、現在はオフィスホワイトニングの『オパールエッセンス エクストラブースト』を行うことが多いそうです。それはホームホワイトニングよりも短時間で高い効果が得られるためで、オフィスホワイトニングを1回行い、それでも十分でない人はホームホワイトニングをお勧めしているとのことでした。
またホワイトニングの効果は永久ではないので、再ホワイトニング(タッチアップ)や、定期的にPMTC(クリーニング)を受けることで白さを維持するようにします。ちなみにクリーニング料金は2000~3000バーツが目安となります。(20/4/2017)
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