
プーケットタウンのオールドタウン。タラン通りを中心にパンガー通り、クラビー通り、ディブック通り、ヤワラート通りといったエリアにはシノポルトギース様式のカラフルなショップハウスが軒を連ね、そこここにお屋敷が点在しています。このオールドタウンは19~20世紀初頭にプーケットが錫の採掘で栄えた時代の遺産です。どこか懐かしい、町の風景は今、プーケットを訪れる観光客にも大人気!路地や家の壁に描かれたウォールアートも街歩きを楽しませてくれます。
オールドタウンの中心タラン通り
タラン通りはプーケットタウンで一番最初にできた道路です。全長約700メートル。18~19世紀、プーケットが錫鉱山の発掘で栄えた時代にこの道は商業の中心でした。上ののウォールアートはタラン通りのアイコンでもあります。ピンクの建物が並ぶソイロマニーとの交差点にあります。アールヌーボースタイルを取り入れたロマンチックな雰囲気のある通りソイロマニーには、濃厚で美味しいオリジナルアイスで有名なトリーズもあります。
プーケットが観光業で発展し、一時は町の中心が移ってタラン通りは時代から取り残されていました。そして近年のオールドプーケット人気でまた息を吹き返したのです。シノポルトギース様式の町並みには生地屋、漢方薬局、印刷屋、ロティの店など、昔の風情を残した店に加えて、洒落たカフェやレストラン、ゲストハウス、お土産屋などが次々とオープンし、現在は人気の観光スポットになっています。スイーツ好きにおすすめしたいのがマンゴークレープ。
タラン通りでは毎週日曜日の夕方からプーケット ウォーキング ストリートというナイトマーケットが開かれ、各種屋台やパフォーマンス、イベントなどが開催され、地元客にも観光客にも人気です。
ウォールアートがいっぱい!パンガー通り
タラン通りの南側に平行に走るパンガー通り。元銀行の時計台は通りのアイコン。現在は博物館となっています。パンガー通りには建物としても美しいカシコンバンクなどの銀行や、昔から有名なオンオンホテルなどもあります。
小さなゲストハウスに描かれたアート
人気のあんかけ焼きそば屋の側面

『Khun Jeed’s Rad-Na Yod Pak』が店の名前。あんまで全部のめちゃう美味しさです。麺は選べますが、黄色い揚げた太麺がおすすめ。
老舗のバジェットホテル・シンタヴィー
人気の地元料理店トゥーカップカーオの壁面とそば
パンガー通りから小道を入った中華廟-Shrine of the Serene Light
1889年にタイ人家族によって建立されたという中華廟です。パンガー通りからの入口はかつては見つけにくいものでしたが、最近立派なゲートが建てられ、すぐわかるようになりました。ゲートを入ると、昔懐かしい小道が中華廟まで続きます。そのとおりの壁にベジタリアンフェスティバルの様子を描写したアートが描かれています。
タイ人は必ず撮る!@ディブック通り
ディブック通りはオールドタウンエリアの中でも一番美しいシノポルトギースの家々が続く通りともいえます。全体的に静かな通りで、その中に外観も美しいタイ料理レストランや美味しいコーヒーが飲めるこじんまりとしたカフェ、小学校がすぐそばにあるため、駄菓子屋などもあります。
国民から敬愛された故ラマ9世
ディブック通りとヤワラート通りの交差点にあるアートです。国民から敬愛された故ラマ9世のウォールアートはタイ人観光客が必ず記念撮影するところ。そばには楽天とかかれたプーケット地元料理(生春巻き、福建麺など)を出すお店もあります。
昔の趣が色濃く残るクラビー通り周辺
タラン通りはヤワラート通りとの交差点を超えるとクラビー通りとなります。クラビー通りには一般公開しているシノポルトギース様式の豪邸プラチンチャンハウスや同じくシノポルトギース様式の豪邸をレストランにしたブルーエレファント、シノポルトギース様式の元中学校だったタイフア博物館など、タラン通りとは違った景色が見られます。下の写真はタイフア博物館。
タイフア博物館ではプーケットのババ(華僑)の歴史を語る展示が見られます。プーケットの地元料理を名店とともに紹介しているコーナーは食べ物好きには興味深いものがありますよ!
タイフア博物館隣りのカフェイン
カフェインはプーケット名物のオーエオと呼ばれるかき氷を出すカフェとしても有名です。オーエオって何?
タイ人有名アーティストが描いたアート
バス乗り場がある市場からクラビー通りに抜ける小道の手間にあるウォールアート。タイでは有名なアーティストの作品です。
クラビー通り交差点
クラビー通りの小さな交差点にあります。向かい側はおかゆで有名なゴベンツというお店です。そばには2つの中華廟や、プーケット名物のロバやキアンを売る店もあり、下町の雰囲気がいっぱい。