プーケットティンマイン(錫)博物館(Phuket Tine Mine Museum)

プーケット錫の博物館

錫で栄えたオールドプーケットを偲ぶプーケットの歴史と文化を展示。

2009年にカトゥにオープンしたプーケットティンマイン(錫)博物館に行ってみた。ティンマインとは日本語でスズ(錫)のことだ。ロックパームの裏側を通る空港への近道、バイパスに抜ける道沿いにある。 超広大な敷地にどか~んと建っている。手前には池があり、中国風の東屋が2棟。 はっきりいって閑散としている。

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入場券を買おうと、チケット売り場に行ったら、びっくりされた。 パンフレットもなにもなく、とにかく道順に行ってみた。 プーケットはかつて、18~20世紀初頭まで錫の採掘と貿易で栄えた島だ。島のゴルフ場もその錫採掘の跡地にできたものもある。

現在人気のオールドタウンといわれる町並みはその当時の風情を残している。中国ポルトガル様式、シノポルトギースと呼ばれるお屋敷や タウンハウスはなんとなくロマンチックで今はカフェやレストランになっている家も多い。 錫での繁栄をもたらしたのは華僑たちで、地元の人と結婚して、ペラナカンとか、ババと呼ばれるようになったのは、 シンガポールやマレーシアなどと同じだ。

ということで、この博物館ではそのババたちの当時の生活風景と錫産業そのものの紹介を採掘現場風景や採掘の仕方などを取り上げて、大きく3つのゾーンに分けて 展示している。 博物館としては完成されていないが、ババの世界やシノポルトギースの家に興味が有る人には意外とおもしろい。

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自分もこのババの文化に興味があるので見に行ったが、錫採掘の現場風景などを見ると、その繁栄を支えていた労働者たちは 過酷な仕事をさせられていたなあと、感じさせられる。 一番気に入ったのはかつての町を再現したゾーン。映画3丁目の夕日には全然負けるけど、 昭和生まれの私には、懐かしい商店街の風景なのだ。 お茶屋の隣に雑貨屋があり、神社があって向かいに薬屋。その横に食堂…。 なにかその頃の暮らしが想像されて楽しくなる。

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再現ゾーンのひとつである修理屋の奥に小さな部屋があり、そこにアヘンを吸っているおじいさんの人形が寝転がっていた。 妙な感じにリアルでびっくり。思わず『ひえ』と声が出た。なにしろ、人もいないもんで余計に驚いてしまった。

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キッチンの展示もなかなかだった。井戸の上が吹き抜けになっていて、ついこの間もタラン通りでこのスタイルを見たなあと。今でもこのスタイルのキッチンは暑いところにはいいんじゃないかと思う。

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付け加えていえば、錫の採掘現場展示の奥に、なぜか太古の時代コーナーがあり、 そこに、原人風の人形なども展示されている。ちょっと意味不明であった。 説明のアナウンスとか、ガイドさんとか、なにもないのでこの博物館を楽しめる人はどれだけいるか?

外に出ると、切り立った小山の上に錫採掘の器具というのか?実物大に近いものが展示されている。 あれで完成なのかわからないが、ちょっと気づかないかもしれない。博物館の周囲は草ぼうぼう。

夏草や 強者どもが夢のあと、でしたか? 博物館自体がそんなふう。 なんとも取り残されてしまったかのような場所になってしまっているのでした。

店名
プーケットティンマイン(錫)博物館
ロケーション
プーケット カトゥ Tel:088 766 0962
開館時間
8:00~16:00 日曜日休館
一口コメント
オールドプーケットの歴史に興味がある方にのみおすすめ。

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